『悪人』 [邦画]
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2010年(日)
★★★★★
監督・脚本:李相日
原作・脚本:吉田修一
主演:妻夫木聡/深津絵里
出演:岡田将生/満島ひかり/樹木希林/柄本/余貴美子
オレは昔っから、あまり日本の小説を読まなかった。
(それでも今は随分、読むようになったが。。)
同様に、、、や、それ以上に邦画を観ない。
テレビで放映されてるのをたまたま観ることはあっても、まず映画館では
観ない。(除く:仮面ライダー 笑)
映画館で邦画を観たんは・・・なんだろ・・・?
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土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった ――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。
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『市』だ。
綾瀬はるかだな。
http://bumps.blog.so-net.ne.jp/2008-11-25-3#more
ここにも書いてるけど、その前は・・・・
『怪盗ルビィ』(笑)
そしてその前は『ねらわれた学園』
・・・・・・・・(^ ^;
仮面ライダーとアイドルものだけかよ!
で、
そもそも何が言いたいのかというと。
そんだけ邦画はすすんでは観ないのだが、
その中でも洋邦問わずランキングにすると食い込んで来る作品があります。
それが、コレ。
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『ジョゼと虎と魚たち』
原作は田辺聖子さんの、ほんとなんでもない短編小説なのによくここまで
膨らませたな、と感心する。
邦画の良さを存分に味わえる作品だと思う。
監督はあの犬童一心。若き実力派・池脇千鶴がジョゼを演じ、その相手役を努めるのが
妻夫木くんなのだ。
松山ケンイチとか、織田裕二、だとか向井理だとか・・・
なぜか妻夫木くんだけ「くん」付けなんだよね。
そういうわけで妻夫木くんには、ちょっと思い入れというか贔屓目がある。
こないだ観た『どろろ』は実に残念な出来であったが・・・・
http://bumps.blog.so-net.ne.jp/2011-05-30-1
つまり、この『どろろ』みたいなのが、邦画として一番手を出してはいけない
方面の作品なんだと思う。
邦画にはその良さがある。
それは日本独特の「間」であったり、「空気感」であったり「情」であったり。
それはある意味、ハリウッドには真似のできないものであると思うのだ。
前置きが実に長くなりましたが・・・。
犯罪者を主人公に据えたいわゆる「逃避行もの」なんだけども。
松田優作の『熱帯夜』を少し思い出したが、こちらは和製テルマ&ルイーズ。
趣が違う。
ストーリーは冒頭の引用にある通り、寂しいふたりの「絶望的な逃避行」で、まぁ
言えば実に単純といえば単純で。
『悪人』という題名からも連想されるメッセージも用意に読み取れる。
原作は新聞連載(?)だったか、読んでないけれど、
映画を観てると、駆け足で原作をなぞらえた感がすごくする。
それなのに、こんなに惹き付けられたのは何故だろうと考えてみるまでもなく
それは主役、妻夫木くんと深津っちゃん=深津絵里二人の演技以外にない。
(それが証拠に、前半は実に退屈だ。)
孤独感をここまで体現出来るか。
あぁまで、祐一(妻夫木聡)に一気に感情を注ぎ決めるそのエネルギーはなんだ。
あそこまで鬱屈してしまう環境はどうなのだ。
なぜ殺したのか。
なぜ愛したのか。
情念は、迷走しながら帰結するところを求めやがてひとつの灯りにたどりつく。
悪人は悪人らしくその灯りに、背こうとするのだ。
間違っているとわかっていても、避けられないものがある。
間違っていることをしないで生きることができれば犯罪などない。
それは「やらなければならないこと」ではなく「やるべきこと」でもなく、
まして「やりたいこと」でももちろんない。
静かに狂気を迎え入れる荒れ地のような心を「覚悟」と言う。







