『朗読者』 / ベルンハルト・シュリンク : 新潮社文庫
Der Vorleser
ケイト・ウィンスレット主演で『愛を読むひと』という邦題で
映画化された作品。
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15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。
「なにか朗読してよ、坊や!」
ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。
人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪してしまう。
彼女の隠していた秘密とは何か。
二人の愛に、終わったはずの戦争が影を落していた。
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15歳の少年、ミヒャエルは、ある日年上の女性(38歳)ハンナとの激しい恋に堕ち、
その虜になる。
いつも彼女はベッドに入る前に本を読んでくれ、と頼むのだ。
ところがある日突然、ハンナはミヒャエルの前からこつ然と姿を消してしまう。
悶々とした想いだけが取り残された。
前半はミヒャエルとハンナとの出会いからドラマティックに、エロティック
に描かれる。
物語は、最初から最後まで淡々と語られる。
ある意味「軽く」も感じる文体だ。
しかし、その「軽さ」ゆえに戦後生まれのボクらにとってしくしくと痛む
胃痛のような鈍痛が伝わってくる。
「ナチス」というと遠い昔のような気がするのだけれど、現実にはそんなに
昔の事ではない。 そのへんが実はもうひとつ時代背景的にとらえにくい
部分はあったのだけれど。
ハンナの正体。姿を消した理由。そしてミヒャエルとの再会。
ラストは
・・ただただ悲しい。
ちなみに映画を観たひとから、あらすじを聞いたのだけど、
やはり官能的な部分と、ハンナの謎の部分についてスポットをあてて
いる気がしました。
それは映画だからそうなるんだと思うけれど。。
トラックバック 1
朗読者(こころね* 2009-07-26 16:47)
一気に読んだーっ。
映画のワンシーン、ワンシーンが脳裏によぎり、平面だったものが立体になっていくような感覚が楽しかった。
映画を観てから原作を読むのと、原作を読んでから映画を観るのとではずいぶん印象が違うだろうけれどいい作品をいい形で世に送り出すこと、それ自体に大きな意味…[続く]
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映画の予告を観た時、興味はあったんですよね。
レビューを読んで、ぜひ手に取りたいって思いました。
結末、悲しいんだ……?
by ナオ (2009-07-07 17:19)
読んだ読んだ。
原作読んで、映画館へ行くのを躊躇っちゃいました・・・・
原作でのミヒャエルの化身的な感情と突き放した感情が上手に描かれていたらいいんだけどね・・・エロ中心になりそうな気がして><
ハンナの頑なな気持ちと、どうする事も出来なかった感情が上手に演じられているとしたら画像で観るのが怖いです><
主演女優賞受賞ですから・・・自宅で鑑賞しようと思ったよ~
by Betty (2009-07-07 17:31)
ナオ> そうすね。悲しい。やるせない。痛い。
是非読んでみてください。
ページ数以上に時間かかります。
Betty> ん〜〜〜。。。やはり自宅鑑賞かぁ・・
by Bump (2009-07-07 20:39)